【タイ語の勉強を始める方へ】簡単だけど重要!タイ語の勉強のコツ(発音・文字・文法)

今回はタイ語の勉強のコツをご紹介します。

タイ語は、タイ特有のタイ文字を使い、音も日本語と少し違って声調があるため、日本人にはハードルが高い言語ですよね

わたしもタイ語を勉強し始めた当初は、本当に苦労しました。。

約1年間ずっとタイ語を勉強していると、色々と遠回りをする中で勉強のコツが分かってきたので、今回は私の失敗なども踏まえたタイ語勉強のコツをご紹介したいと思います。

それでは始めましょう♪

この記事を読んで頂きたい人たち

  • これからタイ語を勉強を始める人
  • タイ語の発音に苦労している人
  • タイ語の文字・文法が覚えられなくて困っている人
  • 勉強開始したけど、タイ語が思うように伸びなくて悩んでいる人
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目次

タイ語の発音

タイ語の音は日本語と全く違い、違う音を発音してもタイ人には通じないので、タイ語を勉強する日本人が最初にぶつかる壁だと思います。

そこで、タイ語の発音は、以下の流れで勉強することをオススメします。

  • ”発音の仕方・コツ”を日本人の先生に発音に教えてもらう
  • 音読で発音を練習する
  • 発音を日本人の先生にチェックしてもらう
  • 必要な筋肉がつくまで練習を繰り返す

最初は日本人の先生に発音に教えてもらう

タイ語を勉強すると、タイ人の先生に教わる事が多いです。

しかし、非ネイティブのわたし達にとっては、ゼロから勉強してネイティブ並みにその言語を話せるようになった、日本人の先生の方が発音のコツを教えるのが上手です。

タイ人の先生は生まれてから無意識に声調を使っているため、発音はキレイですが、発音の仕方を非ネイティブが分かるように説明できない時があります。

一方、日本人のタイ語の先生は、自身も昔はタイ語初心者で、声調を身につけたプロセスを知っています

声調を使えない非ネイティブが躓きやすいポイントも理解しているので、適切なアドバイスをしてくれる事が多いです。

タイ人の先生に発音を教えてもらったのに、キレイに発音できなくて自信を失う人も多いですが、全く気にする必要はありません!

タイ語の発音を身につける学習初期は、日本人の先生を探して教えてもらうことをオススメします。

発音方法を理解した後は音読あるのみ!

日本人の先生に発音方法を教えてもらって理解した後は、音読で練習するのが効果的です。

学習初期は、タイ人との会話もままならないため、タイ人との会話で練習しようとすると自分のペースで発音練習ができません

音読であれば、自分のペースで、間違っても正確に発音できるまで何度も練習できます。

<何度も練習しているのに発音が上達しない方へ>
頭では発音方法を理解していて、音読練習をしているのにキレイに発音できない人は、タイ語を発音するための筋肉は十分についていない可能性が高いですタイ語は日本語とは違う口の筋肉を使います。必要な筋肉が付くまでは発音しづらい時がありますが、練習を繰り返せば筋肉が付いて発音できるようになるので、頑張って練習を続けてください!

発音を先生にチェックしてもらう

発音や声調が正しいか分からない時は、タイ語の先生に聞いてもらう音読を聞いてもらうのも良いと思います。

その時も可能であれば日本人の先生の方がベターです。

日本人の先生は、日本人が発するタイ語のクセを理解しているので的確なアドバイスをくれることが多いです。

おまけ:発音できない音は聞き取れない

これは私も不思議ですが、”自分が発音できない音(単語)は他人が発しても聞き取れない”ことが多いです

感覚的に分かり辛いかもしれませんが、例えば、”กระทรวงอุตสาหกรรม(グラスワンウサハガム:工業省)”という単語をタイ人が言っても、聞き手がその音を知らなかったら耳でキャッチできません。

不思議なことに、その単語を自分の口で発音できないと、タイ語の文の中にその単語が埋もれてしまって耳でもキャッチできないです。

私もこの理由を詳しく知りませんが、脳の仕組みが影響しているのかもしれません。

勉強開始したばかりの頃は、タイ人が高速で長々と話して「全然聞き取れなかった・・・」と落ち込む事が多いです。

聞き取れない原因は、その単語を全く知らないことや、過去に勉強したことあるけど覚えていない等、色々とありますが、自分が発音できない音のため耳で拾えない事も原因だったりします。

タイ語の文字・文法

タイ文字は最悪書けなくても大丈夫

そもそも論ですが、日常生活や仕事ではタイ語を手書きする機会はほぼ無いので、タイ文字は書けなくても大丈夫です(笑)

タイ文字は、①読みと②スマホ・PCでのタイピングができれば十分です。

私もタイ語を使ってタイに5年間駐在しましたが、タイ文字が書けなくて困ることはありませんでした(ぶっちゃけ名前だけタイ語で書ければOKです)

一方、タイ人とのやり取りではLINEをよく使いますし、私の場合、PCでタイ語を打つこともありました。

書けなくても問題ないですが、タイ語の読み、そしてスマホ・PCのタイピングはできた方が良いです。

文字はアルファベット読みから始める

これも定番ですが、いきなりタイ文字で読むのは難しいので、アルファベット読みから始めましょう

このサイトにあるように、下表の右側のアルファベット読みから始めて、徐々に慣れてきたらタイ文字を読めるようにチャレンジしましょう。

文法はテキスト1冊だけで勉強する

一般的に”タイ語の文法は簡単”と言われます。

そのため、日本語のタイ語教本でも文法は簡単にしか説明されていない事が多いです。

しかし、シンプルな文章であれば簡単ですが、複雑な長文になると簡単ではない、と個人的には思います。

「タイ語の基礎/三上直光」では、丁寧にわかりやすくタイ語の文法について説明されているのでオススメです

何冊も教科書を持っている人がいますが、分かりやすくまとまっている本を1冊完璧にマスターする方が効率的です

CD付 タイ語の基礎(三上直光/白水社)

タイ語の勉強方法

”タイ語力=語彙力”と言っても過言ではない

タイ語の読み、書き、話すを上達するために、語彙力は非常に重要です

どんなにタイ語の発音がキレイな人でも、語彙力が少ないとタイ人の会話を理解できませんし、自分が言いたい事も100%伝えられません。

語彙力と言っても様々なレベルがあるため、以下の3段階に分けてみました。

習得度1:聞いても分からない
習得度2:聞くと分かるが、自分から発する事ができない
習得度3:聞いて理解することができて、自ら使うことも出来る

私の経験則から考えるタイ語のレベル別ボキャブラリーは以下の通りです。

私の場合、タイ語の勉強を一番頑張っていた時期の語彙力は、習熟度2が約8,000語、習熟度3が5,000-6,000語がでした。

これも私の感覚ですが、ネイティブのタイ人は語彙力が12,000語以上(習得度3)あります。

語彙力を増やす方法

では、どうすれば語彙力を増やせるのか。

私も単語暗記は力を入れていましたが、以下の3点が重要です

・毎日新しく知った単語をノートに書き溜める
・単語暗記の時間を毎日決めて、ひたすら覚える
暗記する際は忘れること前提で、忘れたらまたノートを見る。

毎日新しく知った単語をノートに書き溜める

単語暗記のためには、そのベースとなる単語帳が大事です。

わたしがタイ語を勉強する時は、勉強時間の9割以上を単語帳作りと単語暗記に費やしていました

脳がスッキリしている朝には、単語をびっしり書いた単語ノートをひたすら暗記。

大学の授業が終わると、今日勉強した新しい単語を単語ノートに書いて、記憶が定着しやすい就寝前にもう一度単語ノートを暗記していました。

実際に私が使っていた単語ノート
実際に使っていた単語ノート

ここからは、私が大事だと思う語彙力UPのコツをご紹介させていただきます。

単語暗記の時間を毎日決めて、ひたすら覚える

よく暗記用の単語ノートを作って満足してしまう人がいますが、それだけではダメです。

しっかりと毎日暗記の時間を確保して、単語帳とにらめっこする時間が大事です(地味に辛い時間ですが・・・)。

できれば、脳が真っ白な状態の早朝と、記憶の定着が良い寝る前に、それぞれ30-60分ずつ暗記できるのが理想的。

就寝前に単語暗記すると、寝る前には覚えていなかった単語を翌朝見直すとなぜか覚えていたりしました。

暗記する際は忘れること前提で、忘れたらまたノートを見る。

とにかく、記憶できてもできなくても良いので、大量の単語を何度も見ることが大事です。

これは受験英語などでもよく言われますが、忘却曲線の話です(参照:wikipediaより)。

1日に10単語暗記するのを30日間続けるのではなく、30日間に毎日300単語暗記した方が復習効果が高まって、記憶は定着しやすいです。

1日目に300単語見た時はすぐ忘れますけど、何日も繰り返すことで忘却する前に思い出して、徐々に記憶が定着していきます。

最初のうちは分からない単語だらけですが、毎日繰り返すうちに、少しずつ覚えていって、覚えてない単語が減っていきます。

1年間、毎日のように新たに勉強した単語を書き溜めていき、合計9,500単語ほどになりました。

当然9,500単語を完璧に暗記はできませんでしたが、前述の暗記方法で9,500 x 80-90%の単語を覚えて、習得した単語数は、習得度2が約8,000語、習得語3が5,000-6,000語になりました。

忘れてしまうことを受け入れて、忘れる割合(暗記の歩留)を考慮した上で多めの単語を一生懸命覚えて、必要な語彙数に到達するのが重要だと思います。

勉強時間の確保

どのレベルを目指すかにもよりますが、勉強時間の確保は大事です。

私の経験則では、1年間でタイ語をマスターしようと思った場合、”1日8時間”程度は勉強時間が必要だと思います。

下のグラフは私がタイ語を勉強していた時の1日のスケジュールです。

(手前味噌になりますが・・・)かなり勉強していた方だと思います。

その甲斐あって、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月と時間が経つにつれて以下のようにタイ語が上達しました。

勉強開始から3ヶ月後:日常会話、簡単な読み書きはできる。
勉強開始から6ヶ月後:複雑な会話、簡単なニュース記事を読んで理解できる。
勉強開始から12ヶ月後:タイ人とビジネス会話ができる。複雑なニュース記事を読んで理解できる。

タイ語は話せるようになると、世界が広がってとても楽しいです。

偉そうに書いていますが、私もたくさん失敗してこの勉強法に辿り着いたので、少しでも皆さんのお役に立てると嬉しいです。

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