今回は、私が過去に試して効果が低かったタイ語の学習法をご紹介します。
世の中にはいろいろな勉強法がありますが、私も色々な勉強法を試して、たくさん失敗してきました。
今考えると、「時間を無駄にしてしまったなあ…」「あの時期は伸びていなかったな..」と思いますが、一方で効率的な勉強法を見つけるために必要なプロセスだった気もします。
この記事を読んでいる皆さんが同じ思いをしなくて済むように、私の経験をご紹介したいと思います。
その人に合った勉強法は千差万別ですので、あくまでも私の個人的な見解として読んでもらえると幸いです!
- 間違った勉強方法で時間を無駄にしなくて済む。
- 非効率な勉強法を知ることで、効率的な勉強方法のツボを理解する。
タイ語のドラマ
タイのドラマを観てタイ語を勉強する事をオススメしているブログやYouTubeがありますよね。
私も試したことありますが、個人的には効果が低かったなと思います。
その理由は3つあります。
- ドラマの単語は実用的ではない
- リスニング力がそこまで伸びない(?)
- 勉強時間を効率的につかえない
ドラマの単語は実用的ではない!
オススメしない理由の1つ目は、ドラマに出てくる単語や言い回しは、日常生活ではあまり実用的ではないからです。
タイのドラマには、若者言葉やスラング、汚い言葉遣いが頻繁に使われています。
そういった言葉は特にビジネスの場では使う事はできませんし、日常生活でも使うと失礼に当たる場面もあります。
タイ語上級者であればドラマを見て、知らないスラングを勉強するのはアリかもしれません。
ですが、初級から中級の人にとっては実用的では無いですし、それよりも優先して勉強すべき基本的な単語があるのでドラマは効率的とは言えません。
ドラマを観てもリスニング力は伸びない(?)
2つ目は、ドラマを見てもリスニング力が伸びないからです。
以前のブログで前の記事でもご説明した通り、知らない単語を何回聞いても、意味を理解したり、内容を理解したりする事はできません。
ドラマを観ているとタイ語に浸っている気分になれますが、観終わった後に残っている知識は少ないです。(個人的な感覚)
それよりも、単語帳に新しい単語を書いたり単語暗記している方が着実に力が付いている感覚があります。
よく、タイ語のドラマを鑑賞すれば自然とタイ語の音が耳に入ってきて単語を暗記できる、といった記事もありますが、そんな事はないのでは?と思います。
勉強時間を効率的に使えない
3つ目は、ドラマは時間を効率的に使えないからです。
ドラマは、何の単語が出てくるか分かりませんし、新たな単語の音と(字幕を見て)綴りを一つ一つ拾っていくのは時間がかかります。
YouTubeなどであれば字幕を出せるので、動画を一時停止して辞書を使って調べることもできます。
しかし、その意味や日常生活での使い方はすぐに分かりませんし、それを調べる位ならニュースの記事や専門書をタイ語で読んだ方が効率的に単語を集めることはできると思います。
前の記事でもお伝えした通り、単語帳にたくさん新しい単語を書いて、それを覚えてボキャブラリーを増やすことが大事です。
その意味では、ドラマから単語を拾う勉強法は効率的ではないと思います。(あくまでも個人の見解です!)
タイ語の歌
タイ語の歌もドラマと同じ理由で、あまり効率的ではないと思います。
特にタイ語の歌は恋愛の歌が多くて、似たような単語が何回も出てきます。
また、平坦な表現が多く表現のバリエーションも非常に少ないです。
気晴らしに音楽を聴いて知っている単語を復習するのは良いかもしれませんが、歌をベースにタイ語を勉強するっていうのは違うのかなと思います。
日常会話においては、タイ語の間にタイ人の彼女がいない限り、恋愛に関する言葉をたくさん使うこともないでしょうし。。笑
会話中心のタイ語学習
タイ人との会話練習は大事ですが、会話ばかりにやるのも良くないなと個人的には思います。
理由は以下に書いてみました。
- <タイ人との会話練習のちょっと良くない点>
- タイ人がたくさん話して、聞き役に回ってしまう(アウトプットできない)
- 分からない単語があってもスルーしてしまう。(会話を途中で止めて意味を聞けない場面が・・・)
- タイ人同士が会話し始めて会話に付いていけなくなると、時間がムダにすぎていく(これは誰もが通る道ですが…)
当然、生きたタイ語を勉強するためにタイ人との会話は非常に重要です。
しかし、会話ばかりに時間を使うと新たな単語は定着しませんので、伸び悩んでいる方は、時間配分を見直しても良いかもしれませんね。
CD付 タイ語の基礎(三上直光/白水社)
偏ったジャンルの記事ばかり読む
偏ったジャンルのタイ語のニュースや本を読むこともオススメしません。
特に社会人になってからタイ語を勉強する方は、自身の仕事に関連するジャンルばかり勉強しようとします。
しかし、その分野の専門用語数は限られていますし、そればかり読んでも実際のビジネスの場では応用が利きません。
実際のビジネスの場では、様々な単語が使われますし、直接的には関係ない単語もたくさん出てくるので、様々なジャンルの記事を読むことをお勧めします。
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